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近未來通信被害対策大阪弁護団結成のご挨拶

近未來被害対策大阪弁護団
団長 弁護士 西野 弘一

 株式会社近未來通信はIP電話基地局等への投資を募っていた会社ですが,総務省の調査によってもその実態は全くなく,新たな投資者からの金銭を以前の投資者からの配当に充てている詐欺会社であることが判明しています。 報道されているところでは,被害者は約3000人,その被害額は約400億円,被害者についても全国的に存在するとのことでした。
 このような大規模な投資詐欺被害事件に対し,大阪弁護士会としても放置できない状況であるとの認識のもと,昨年12月11日,大阪弁護士会主催で,被害者の皆様に対し,その被害実態についての報告及び当面の対応方についてのご説明のため,被害者説明会を開催致しました。被害者説明会には,被害者約320名が参加され,被害の大きさに驚かされました。被害者説明会とともに,被害実態の把握を行うべく,「近未來通信 投資者アンケート」を行い,説明会参加者とほぼ同数の方から回答をいただき,アンケートから判明した限りで(近畿及び中四国,九州からの回答者)約320名,被害総額約40数億円に上ることが判明しました。
 アンケート回答を集約するのと併行して,大阪弁護士会会員有志に対して,弁護団加入の働きかけを行い,弁護団員の確保とともに,事件受任の範囲,活動の基本方針,事件受任の方法等について数回に渡る会議を行ってきました。その結果,「近未來通信による詐欺被害を放置することはできない。被害者の被害回復を図り,今後,同様の詐欺被害事件を起こさせては行けない。」という強い意思を持たれた大阪弁護士会会員有志が集結し,総勢18名の弁護士が「近未來通信被害対策弁護団」に参加する意思を示され,本年2月6日に正式に結成されました。
 弁護団所属の担当弁護士による個別面談の結果,100名を超える皆様から依頼を受けております。被害者の皆さんの被害回復に資することができるよう,弁護団員一団となって活動して参りますので,皆さんもご協力下さいますよう,宜しくお願いします。